ニートにとって一番つらいこと、その処方薬と予防薬

ニート3年目のTomaruです。このブログでは、ニートである僕が日々感じていることや、世の中で起こっていることに対する個人的な意見を、ありのままに綴っていきます。

2つの恐怖

ニートの僕にとって一番つらいことは、2つの恐怖に心を支配されてしまうことです。

僕は、自分が働いていないことにとても焦りや劣等感を感じています。「このまま働かずにいたら自分はどうなってしまうんだ」とか「親が死んでしまったら自分はどう生きよう」など未来のことを考えると焦りを感じ、「中学の友達がバイトを始めた」とか「散歩をしているときにすれ違う人、コンビニでレジ打ちをしているバイトの人、スーツ姿で買い物をする人を見る」など自分と相手を比べるときに劣等感を感じます。

これらの感情は、未来に対するとてつもなく大きな恐怖を生み出します。

もう一つの恐怖は、現実的な想像をしたときに生まれます。

「面接官はどんな人だろう、どんな質問をされるだろう、うまく答えられなかったらどうしよう」「長期間働ける自信がない、どんな人と一緒に働くんだろう、怒られたらどうしよう、遅刻したらどうしよう、辞めるときになんて言おう」そんなことを考えれば考えるほど新しい不安要素が生まれて、まるで地獄にでも行くような気持ちになります。

「今働かないと後悔する、でも面接が怖い、でもそんなことを考えても仕方がない、でも怒られるのが怖い、でも…、でも…」

2つの恐怖が葛藤すると徐々にその感情が強くなっていきます。

この2つの恐怖が強くなればなるほど、自分はまるで、世界で一番不幸な人間なんじゃないかと思ってしまうほど精神的に追い詰められます。

処方薬

2つの恐怖に支配されると「自分は何もできない人間なんだ」や「自分のことを理解してくれる人間はいないから社会でうまくやれるはずがない」など徹底的に自己否定をし始めます。こうなると人為的に立ち直ることは不可能です。

じゃあどうすればいいのか?簡単です。忘れてしまえばいいだけです。好きなゲームをしたり、アニメを見たり、音楽を聴いたりすると自然と忘れて楽になれます。そんなことをしなくても、時間が経てば自己否定をする体力もなくなり、いつの間にか冷静になっています。忘れることは自己否定のとても簡単で副作用のない処方薬だと思います。

でもこの方法は根本的な解決になっていいないと思う人もいるかも知れません。そのとおりです。しかし、僕がここで言いたいのは、無理に立ち直ろうとしないほうがいいということです。いやなことに向き合い続けると状態はさらに悪化してしまいます。

重要なのは、自己否定に陥らないように、できるだけ考えないようにすることです。

予防薬

では、どうすれば考えないようになるでしょうか?

それは自分が興味のあることで悩むことです。自分がなにかハマっていることで悩むとそれ以外のことを考えられなくなり、いやなことをいつの間にか忘れてしまいます。さらにハマっていることで悩むとなにがなんでも解決しようとするでしょう。解決すると嬉しくなりさらにハマっていきます。いつの間にかそれは自分の特徴になり、もしかしたらその特徴は、誰かに必要とされているかもしれません。もちろんこれは楽観的な考えなので100%そうなるというわけではないですが、いやなことに向き合い続けて頑張って克服するよりも可能性があると思うし、なにより楽しそうです。

なにかに興味をもち、他のことがどうでもよくなるくらいハマることはとても価値のあることだと思います。少なくとも自己否定になっている暇はなくなりますよ。

いやなことはさっさと忘れて、好きなことをとことんやりましょう。それはとてもいい予防薬になります。

おわりに

このタイトルを見て、本物の薬の話をすると思った方もいるかもしれませんが、僕はニートなのでそんな専門的な話はできません。僕も精神科に通っているときに薬を処方されたことがありました。しかし、その薬は短期的には気分が良くなってずっと効果が続くものではありませんでした。なので今回話した「薬」はある意味、本物の薬より効果があると思います。むりをせず、気ままに生きていきましょう。

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