自販機でジュースを買おうとしたら…
いつからこんなに高くなったのか?
どうしてこんなに高くなったのか?
そんなこと思っていませんか?
この原因は「需要と供給」が関係しています。
需要と供給ってなに?
まず、物の値段が変わる大きな理由の一つに「需要と供給」があります。難しい言葉ですが、簡単に言うと「買いたい人の数」と「売りたい人の数」のバランスのことです。
需要は「どれだけの人がその商品を欲しいと思っているか」ということを表しているのです。需要が高いと、その商品はたくさん売れますし、需要が低いと、あまり売れません。
それに対して、供給は「どれだけの商品やサービスが市場に出されるか」を示しているのです。供給が多いと、その商品はたくさんありますし、供給が少ないと、その商品はあまりありません。
これだけ聞いてもイメージしづらいと思うので、身近な例をあげてイメージしてみましょう!
身近な例で見る「需要と供給」
コーラとアイスクリームを例にあげて説明します。
コーラの値段がなぜ上がっているのか?
コーラの値段が上がった理由の一つは、原材料の値段が上がっていることです。例えば、砂糖やアルミ缶の価格が上がると、コーラを作る費用も増えます。つまり、コーラを「供給」するのが難しくなるのです。しかし、みんながコーラを飲みたいという「需要」は変わりません。その結果、コーラの値段が上がってしまうのです。
なぜアイスクリームは冬に値引きされるのか?
冬の寒い日に冷たいアイスクリームを買おうとする人は少ないですよね。つまり、アイスクリームの「需要」が少なくなります。しかし、アイスクリームを作る費用は変わらないので、「供給」はそのままです。お店は在庫を減らしたいので、アイスクリームの値段を下げて、少しでも多く売ろうとします。その結果、冬にアイスクリームが値引きされるのです。
貯金にも影響がある?
さて、物の値段が変わると、みなさんの貯金にも影響が出ることがあります。
銀行に預けているお金はそのままでも、物価が上がると、同じお金で買えるものの量が少なくなります。例えば、貯金が1000円あるとします。1000円で10個のお菓子が買えましたが、物価が上がり、1000円を持っていても1個しかお菓子を買えなくなってしまいました。するとあなたは、その1000円に価値を感じなくなるでしょう。金額は同じ1000円なのに物価によって価値は全く変わってしまうのです。
貯金はどうしても金額という数字で見てしまうため、価値は変わらないと思ってしまいますが、実際には変化し続けているのです。
物価が上がる他の理由
物価が上がる理由は他にもあります。たとえば、人件費が上がることもあります。お店で働く人の給料が高くなると、その分商品の値段も上げなければなりません。
まとめ
物の値段が変わるのは「需要と供給」のバランスや、材料の値段、人件費など、いろいろな理由があります。そして、物価が上がると、銀行に預けているお金の価値も変わります。ですから、私たちは物の値段がどう変わるかに注意することが大切です。
みなさんも、お店で買い物をするときに「どうしてこの値段なのかな?」と考えてみると、経済の仕組みがもっと身近に感じられるかもしれませんね。
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